ボールド・ロックは、露出した花崗岩(かこうがん)の表面としてはオーストラリア最大と言われています。

長さ750m、幅500m、標高1277mで、周囲のブッシュランドから約200mの高さにそびえ立っています。

ボールド・ロックを形成する花崗岩は、約2億4,700万年前に周囲の変成岩と堆積岩の中に注ぎ込まれたものです。その後、隆起と浸食により、周囲の堆積物や変成岩の大部分が取り除かれましたが、風化に強いボールドロックは残ったのです。

国立公園の駐車場からスタートします。

道中様々なユーカリの木に包まれ、香りを楽しみながら上を目指します。
私たちがアクセスしたルートは傾斜もそれ程きつくは無かったため、木々や辺りにそびえ立つ花崗岩を見て楽しむ余裕もありました。

中腹を過ぎたくらいから、岩が存在感を出し始めます。

そこは自然が作り出した大自然があるのみで、人間が作り出す機会的な音や電子音は存在しません。
この岩たちは2億年という長い年月ここに居続け様々なものを見続けてきたのでしょう。
私たちはその空間にお邪魔させてもらっているという尊敬の念を抱きながら更に上を目指します。

道はどんどん険しくなります。

一歩踏み外すと谷底に転げ落ちてしまいます。

駐車場を出発してから40分程で遂に頂上にやってきました。

そこはクイーンズランド州とニューサウスウェルズ州の境にあり、その2つの州を360度見渡す事が出来ます。
洗いながされた堆積岩や変成岩から取り残されるかたちで、山の様な大きさの花崗岩の上に巨大な花崗岩が幾つも載っている姿がとても神秘的です。

先住民との歴史の繋がりも深い地域ですので、ワインツーリズムとしてこのグラニットベルトを訪れた方には葡萄のルーツを知ってもらうためにもここをご案内したいと思いました。

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