@shishidon _wine

ししどんの
グラニットベルト発酵紀行

Chapter 15

Bald Rock(ボールドロック)

元祖麹料理研究家・小紺有花さんが主宰する「醸し塾」にて研鑽を積む伝道師。
2026年2月、小紺さんがGRANIZOと共に企画・運営する、オーストラリア・グラニットベルトの「ワインツーリズム」へ同行。
そのツアー初日から、感動で涙が止まらなかったししどん。
その瑞々しい感性で綴られた記録が「グラニットベルト発酵紀行」です。

※「醸し塾 伝道師」とは、元祖麹料理研究家・小紺有花氏が主宰する「醸し塾」の「伝道師養成講座」を修了した、発酵食(特に糀)の本質と魅力を正しく家庭や社会に伝える専門人財です。
単なる料理教室の講師ではなく、食卓力(食事を通して心身を整える力)を高め、人生の幸福度を上げることを目的としています。

この地の名前、Granite Belt(花崗岩地帯)。
その由来を文字通り体感するために、南半球最大級の単一花崗岩、『ボールドロック』を訪ねました。

有名なエアーズロックは現在登頂できませんが、ここはまだ、私たちがその背中に直接乗らせてもらえる貴重で偉大な岩山です。

頂上へ続く道は、背の高いユーカリの森。天然のアロマの香りに包まれて歩くうち、これから出会う巨大な岩への期待感が高まります。

先住民の方々の聖地へ敬意を込めて、一礼。
そしていよいよ岩の頂へ。

たどり着いた先には、空をとても近くに感じる圧巻の絶景が待っていました。

足元に広がるのは、2億4000万年前のマグマが固まってできた、巨大な花崗岩(granite )。
エアーズロック(砂岩)とは異なる、この土地のワインの「命の源」です。

この巨大な岩が、気の遠くなるような歳月をかけて風化し、砂となり、あの素晴らしい葡萄を育む水はけの良い土壌へと姿を変えていく。

私たちが愛するワインの凜とした味わいは、この2億年の物語の結晶なのだと、このボールドロックの上で深く再確認しました。

太陽の熱を蓄えた岩肌は驚くほど温かく、みんなで腹ばいになって地球の鼓動を肌で感じてみました。

地球と一体化するって、きっとこういう感覚。

最後は頂上の方位盤に、みんなで手を重ねて記念写真。(ちょっと若い子の真似をしてはしゃいでみたり笑)

自然の鋭気をたっぷりもらったせいか、帰り道もみんな驚くほど元気!
懐かしのアニメソングを大合唱しながら、賑やかに山を降りました。

奇跡の岩が育む、奇跡のワイン。
次に飲む一杯は、この大地の温もりと、仲間の笑い声を思い出しながらゆったりと味わいたいと思います。

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グラニットベルト発酵紀行