@shishidon _wine

ししどんの
グラニットベルト発酵紀行

Chapter 9
葡萄畑と醸造所の見学

元祖麹料理研究家・小紺有花さんが主宰する「醸し塾」にて研鑽を積む伝道師。
2026年2月、小紺さんがGRANIZOと共に企画・運営する、オーストラリア・グラニットベルトの「ワインツーリズム」へ同行。
そのツアー初日から、感動で涙が止まらなかったししどん。
その瑞々しい感性で綴られた記録が「グラニットベルト発酵紀行」です。

※「醸し塾 伝道師」とは、元祖麹料理研究家・小紺有花氏が主宰する「醸し塾」の「伝道師養成講座」を修了した、発酵食(特に糀)の本質と魅力を正しく家庭や社会に伝える専門人財です。
単なる料理教室の講師ではなく、食卓力(食事を通して心身を整える力)を高め、人生の幸福度を上げることを目的としています。

今日は待ちに待った葡萄畑と醸造所の見学。

まずはマーティンが葡萄畑を案内してくれました。
一面に広がる背の低い葡萄の木々。
ちょうど収穫前の、たわわに実った葡萄がたくさん!

食べてみて。

手渡された葡萄を一口。
ここで驚いたのは、葡萄の『甘さ』。
ワイン用葡萄って、もっと酸っぱくて渋いのかなと思っていました。
口に含んだ瞬間に弾ける果汁は、食用葡萄に負けないくらい甘くて濃厚。

でも彼らが収穫のGOサインを出すのは糖度計の数字だけじゃありません。
酸度、タンニン、種の色など、様々なハードルをクリアしなければならない。

『あと数日、この太陽が必要なんだ。』

その数日の見極めが、ボトルの中の魔法に変わる。

今回、収穫体験が出来なかったのは正直悔しいけれど、その『ギリギリの妥協のなさ』を目の当たりに出来たのは、かえって贅沢な経験だったのかもしれません。

醸造所に移動しました。
たくさんの木樽が並んでいて、あの『WYP』の文字も!

漏らしちゃうくらい美味しくなる予定のワインがその木樽の中に、、、。

そしてピーターが、バトナージュ(澱をかき混ぜる作業のこと)を、ちゃめっけたっぷりで実演してくれました。

職人の確かな目と、この陽気な遊び心。
そんな彼らの人柄が、ridgemill のワインをあんなに陽気で奥深い味にしているのかもしれません。

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