先週末ブリスベンにてGranite Beltワイン講習会を開催いたしました。

お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。

会場では、Granite Beltを代表する4つの造り手によるワインをテイスティングし、

この地の多様な表情と、造り手たちの情熱を感じるひとときを共有しました。

「Granite Belt産ワインは、クイーンズランド州の内陸に位置する冷涼高地の産地で作られます。

標高約1,000mの地で花崗岩に由来するミネラル豊かな土壌が広がり、

オーストラリアでも稀有な気候条件が精緻で骨格のあるワインを生み出します。」

まず、はじめにこの様な産地の説明をし、十分理解して頂いた後にテイスティング開始。

大地の息づかいを感じられる4本を、今回はグラスに迎えました。

まず一本目のワインは「Ridgemill Estate 」からのRiesling種

ワイン産地の北限・ドイツで有名な品種ですが、クイーンズランド州でこれほど見事なリースリングが作られることに驚きの声が殺到でした。

白い花やライム、青りんごの香りに、花崗岩由来のミネラルが静かに寄り添い、

鮮明な酸がワインに緊張感を与え、余韻にはピュアな果実の透明感が広がりました。

二本目は「Bent Road Wines」からのVMR”

アンフォラ発酵と自然酵母にこだわるBent Road Winesのブレンド。

VMR品種(Verdelho・Marsanne・Roussanne)を組み合わせた、自由でアートのような発想のワインです。

葡萄の個性が織りなす複雑な香りと質感は、この造り手ならではの世界観を体現しています。

パッと目を引く衝撃的なラベルが会話を弾ませる、アーティスチックな一本。

大地と、そして人の感性が響き合うワインでした。

三本目は「Pyramid Road Wines」 Rosé

手作業にこだわる小規模ワイナリー、Pyramid Roadのロゼ。

シラーズを主体にした果実味豊かなスタイルで、

ワイルドベリーやざくろ、そして淡いスパイスが心地よく香ります。

瑞々しい果実感と、ミネラルのきらめきを併せ持つ、春風のような味わい。

綺麗なピンク色と芳醇な香りににうっとりした一本でした。

最後は「RidgemillEstate」WYP Saperavi

ジョージア原産の赤品種サペラヴィを、Granite Beltの冷涼な環境で仕立てたワイン。

濃厚な黒果実の香りに、スモーキーなニュアンスと穏やかな酸が重なり、

奥行きのある骨格とエネルギーを感じます。

地元のグラニットベルトならではの深みを、リッジミルエステートの造り手ピーターが丁寧に表現しています。大変評判が良く、おかわりのコールが鳴り止まない珠玉の一本でした。

今回の講習会では、Granite Beltの4つの造り手が奏でる個性を通して、

土地・人・時間の結びつきを改めて感じました。

果実の奥にある静かなエネルギー、

そしてそれを受け取る人々の感性

その交わりが、ワインの新たな魅力を生み出します。

金曜の夜、ブリスベンの美しい街を背景に

そんな“テロワールの物語”を共に感じられたことに、心より感謝いたします。

オーストラリアにお住まい・駐在されている皆さま、そしてこのブログを読んで下さった皆様へ。

ぜひ一度、Granite Beltの大地を訪れ、

このワインたちが生まれる風、光、そして静けさを直接体験してみてください。

きっとグラスの中では感じきれない“本当の物語”に出会えるはずです!

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