Golden Grove Estate

醸造家:Ray Costanzo

Queensland州ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを4回も受賞歴のある、

若き醸造家・Ray Costanzo(レイ・コスタンゾ)が率いるワイナリー、

「ゴールデン・グローブエステート」

Golden Grove Estate 入り口

イタリア系移民の多いグラニットベルトですが、レイの家族もイタリアより移民後、1946 年のブドウ栽培から始まったコスタンゾ家の伝統を受け継いでいます。

3代目となるレイは、グラニットベルトの将来を担うべき醸造家として多方面において活躍する、産地における次世代を担っていく若手醸造家のリーダー的存在です。

彼は、昨今、ワイン業界でブームが起こっている、aiternative(オルタナティヴ)品種を驚くほど高品質に作り上げています。

オルタナティブ品種とは、簡単に言うと昔ながらの代表品種(シラーズやシャルドネ)以外の少数派の品種で、各国の土着品種として作られていた品種を同じような気候条件の他国で造られるようになったものですが、

昨今の、新しいものを求める人々の嗜好から、世界的に人気が高まる傾向にあります。

ここ、グラニットベルトはオーストラリアでも珍しい程の標高の高さからくる冷涼な土地柄により、

かなり昔からこのオルタナティヴ品種の栽培が盛んでした。

特に、イタリア系移民の多い土地柄、イタリア系の土着品種が多数植えられています。

ただし、オーストラリアのワイン作りの法律の規定上、このオルタナティヴ品種の栽培は、オーストラリアの総結実ブドウの木の 1% を超えてはならないという厳しい規則があります。

そのため大変貴重な品種であるわけですが、

貴重が故に、レイはこのオルタナティヴに力を入れ、誰もが驚くほどの高品質ワインを作り上げています。

オルタナティブ品種であるVermentino 元々はイタリア、サルディーナ島の土着品種

今回訪問した際に試飲したVermentino(ヴェルメンティーノ)種は、

フローラルとストーンフルーツからくる芳しい香りと、口当たりが穏やかで滑らかな味わい。部分的に使用した樽から来るクリーミーな味わいが余韻を長く伸ばします。

シーフードやチキン・カルパッチョや魚介のサラダと合わせたら最高です。

女性にぜひおすすめしたいワインもあります。

4種類の葡萄品種を使用して作られた辛口ロゼワイン。

ロゼワイン、瓶のデザインがセンスを感じさせる

サグランティーノ、グルナッシュ、ヴェルメンティーノ、シラーズ種を使用した珍しいロゼです。

この3種類の赤葡萄と、1種類の白葡萄のバランスが絶妙で、味わったこのとない感覚を呼び起こします。

しっかりした骨格があるのにとても飲みやすいロゼです。

そして女性にお勧めのもう一本が、

ヴェルメンティーノ種で便内2次発酵により作られたスパークリングワイン。

Vermentino種で作られたスパークリングワインは女性に大人気

長期熟成によるデリケートできめ細やかな泡と、ヴェルメンティーノ葡萄がもつ爽やかな芳香と繊細な味わいが新たなスパークリングワインの幕開けのような刺激を受けます。

他にも多数のワインが楽しめますが、

レイの造るワインはどれも生産量が少ないため、品切れとなるものが早いかもしれません。

お目当てのワインがある時には早めに訪問することをお勧めしますが、

ただ、売り切れでも、どのワインも美味しいので決してがっかりしないで、

行ったその時に飲めるワインを是非とも楽しんで満喫して頂けたらと思います!

【Golden Grove Estate】

337 Sundown Road Ballandean QLD 4382 

セラドア—–週 6 日間営業 (水曜定休) 

営業時間—–午前 10 時から午後 4 時