今年のグラニットベルトの冬はー9℃まで下がりました。
厳しい寒さを乗り越えて、今はもう初夏をむかえる時期となりました。

春の芽吹きも終わり、徐々に温度が高くなると雨も少し降り出し、虫が活発に動き出す季節でもあります。
私のワインづくりの師匠であるマイク・ヘイズはこのグラニットベルトで生まれ育ち、世界16カ国を巡って修行をしてきました。
そして2017年には全豪のベスト・ワインメーカーズ・オブ・イヤーに選ばれています。
マイクのワインづくりは自然農法で行われ、葡萄本来のポテンシャルを最大限に引き出してワインを生み出します。
マイクは常々いいます「良いワインを作りたければ、良い葡萄を作らなければならない。葡萄さえ健康で良質なものができれば、醸造家である俺の仕事はもう葡萄に任せるだけでいいのさ」
マイクの手掛ける葡萄畑は有機肥料を使用し、殺虫剤を一切使用しないサスティナブルなものです。
たとえば、てんとう虫など生物学的昆虫の力を借りて、新芽の中に潜むダニの害虫駆除を行います。

葡萄づくりは環境への配慮を第一に考えてつくられており、ワイン醸造の過程でも化学物質を使用せず、ヴィーガンワインを生産しています。
地球にやさしい葡萄づくり、からだにやさしいワインづくり。
No responses yet